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おかえりい!
大学生の息子が帰宅しました。
「俺さあ、今日失敗しちゃってさあ」
あら、なしたの?
「朝の列車でね、札幌駅から乗ってきたおばさんがいて、俺のすぐ傍に立ったんだけどさ、そのおばさん目が見えないのさ」
んん。
「あっちの方に空いている席があるから、言わなきゃあ~って思ったんだけどさ」
ほうほう、教えてあげたの?
「それが、ずーっとどうしようか迷っていたわけ」
んん、そういう時って、わかっちゃいるけど勇気がいるもね。
「だけど、白石駅あたりに来た時に言ったさ『席が空いてますよ』って」
お~、そうかい!
「したっけさ(そしたらさ)、そのおばさん『次の厚別駅で降りますからいいです』だってさ。もっと早く言えばよかったと思ってさ」
な~んも、そんな事はないよ。そのおばさんはきっと、優しいお兄ちゃんだわ~って、とっても嬉しく思ったはずだよ。
それに、おばさんは座れなかったけど、あなたが声をかけたという事に意義があるべさ。
でもよく考えてみると、ハンディのある方への接し方を、私は身を持って子供達に見せた事があっただろうか。
せいぜい、婆ちゃんの座った車いすを押したり、それを息子に変わってもらったりしたくらいです。
『大学生にもなってそんな事くらいできないでどーすんの』とは、大きな声じゃ言えないわ。ギクシャクしちゃったのは、半分私の責任です。
「あー寒い、なんだか体だるいな」
あら、もしかして風邪?どれどれ、あ、こりゃ熱があるわ。昨日の嵐でびしょぬれだったもね。
したら今夜は、あんたのすきなキムチ鍋にするか。食べる?
「もちろん食べるさ」
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Michiko Worldさんのブログからこちらにやって参りました。
息子さんとの会話のやり取りが、私の心の中にも望郷の念とともにくっきりと浮かび上がり、今朝はとても良い心地にさせて頂きました。
在米42年にもなってしまった私の生活が日本の皆様のブログを通して、本当に潤うようになり感謝しております。
そのお礼の言葉を告げたくコメントさせて頂きました。
有難うございます。
実際の係わり方は色々有りますけれど、そうして気に掛けて頂いた事が障害を持った方々とのふれあいの第一歩だと思います。
その方も優しさに触れてきっと嬉しかったことでしょう。
とても暖かいご家庭を築いておられますね
前作の悪天候の中で、子供さんへ思いを巡らせておられる姿
今回のお二人の会話
自分の思いをさかのぼる姿勢
私の場合は妹がらみで、係りを受ける側でした
善意の体験よりも悪意、良くて無視の体験が多かったですね
長年の経験でこんなものだと達観の心境になること出来ました
フロリダの風 さんへ
こちらこそ、ご訪問頂きお礼を申し上げます。
私のブログで、フロリダの風 さんが、そのように思って下さった事が、とても嬉しくて、感謝した気持ちです。
これからも、どうぞ、宜しくお願いいたします。
きりんのみみさんへ
有り難うございます。そうですね、気にかける事で、もしかしたら、今後、何かの事でお役に立つ事ができるかもしれませんね。
息子が次回、そのような方に出会った時に、今度はもっと、自然に接する事ができればいいなと思います。
片思いさんへ
有り難うございます。
でも、私はいつも、そそっかしい事をしておりまして、日々、慌ててばかりいます。
まだまだ未熟です。